Mocha Inc. / Domestic Benchmark Research
国内フレグランス・
雑貨領域 ベンチマーク
モカが新規領域として検討中の「フレグランス雑貨」事業について、国内主要ブランドの整理と、空白市場の特定。海外ベンチマーク(Rhode/Phlur/Feastables等)と対になる国内マッピング。
2026-04-24
調査: CEO 岡崎
関連: Phase 1 フレグランス事業構想
01 / 大手・中堅
正面戦は避けたいゾーン。マス流通とブランド力で先行している。
SHIRO
旧ローレル / 北海道砂川
ナチュラル系雑貨フレグランス。創業者今井浩恵がローレルから2015年にリブランド。コロナ禍で150%成長、2021年前年比50%増。「人はいないけど、愛がある」のSHIRO SELFなどデジタル戦略も先進。「世界で戦えるブランド」志向。
マス〜中間直営+EC
OSAJI
茂田正和 プロデュース
スキンケア発、フレグランス・ホームへ展開。世界観の構築力高い。日本香道・東洋的な情緒表現。
中間〜ニッチ世界観強
JOHN'S BLEND
ノルコーポレーション / ライセンス型
「ブルックリンの調香師John」というキャラ世界観のフィクション型。ドンキ・ロフト・東急ハンズで大量流通=マスマーケット型。フレグランスジェル缶などの量販雑貨で稼ぐ。
マス量販流通
02 / ニッチ・職人系
個人調香師・専門店系。高単価・玄人向け。NOSE SHOPはここの登竜門。
NOSE SHOP
2017年〜 / 18店舗
日本唯一のニッチフレグランス専門セレクトショップ。20カ国90ブランド・1500種類を取り扱い。ここに掲載されること自体がブランド信頼性の証となる、業界の「登竜門」。
セレクト登竜門
Parfum Satori
大澤さとり / 個人調香師
個人調香師ブランド。日本の和紙ラベル、日本の風景を香りで表現。「思わず深呼吸したくなる香水」と評される。
超ニッチ個人ブランド
LIBERTA Perfume
パーソナライズ香水
「香りの民主化」を掲げ、個別最適化された香水を提供。
パーソナライズ
03 / キャンドル・ホームフレグランス
クラフト系の世界観で勝負するゾーン。APFRが代表格。
APOTHEKE FRAGRANCE (APFR)
★ 重要参照 / 菅澤恵太 / 2011年〜
千葉の自社工房で全工程ハンドメイド。「クラフト×日本製×手作業」のリアリティで世界観構築。BAYCREW'S系セレクトショップに展開。創業者が海外出張で買っていたキャンドルを日本でも作りたいと自宅一室から開始したストーリー。
クラフトセレクト卸世界観◎
AROMATIQUE / THANN
海外発・国内人気
海外発だが国内人気高い。ホテルアメニティ採用例多数。
海外発
04 / サブスク・D2C型
COLORIA(カラリア)
香水サブスク
月1で香水を届けるサブスクモデル。コロナ禍で会員7倍。AI×SNS連動で3,000パターン以上からパーソナライズ調合。「データ化」がコア。
サブスクD2C
金熊香水(ピノーレ)
小ロットOEM
20本〜の小ロットOEM。個人ブランド立ち上げを支援。Phase 1のフレグランス試作として相性良い。
OEM支援小ロット
05 / 海外で日本浸透ブランド(参考)
マス/ハイクラス両軸でポジション確立済み。差別化の参照軸として。
- DIPTYQUE — フランス、芸能人・モデルにファン多数。ハイブランドキャンドル代表
- Jo Malone London — 重ね付け香水、上品系
- DR. VRANJES / WoodWick / ヤンキーキャンドル — 各価格帯のホームフレグランス
- フランフラン — インテリア×フレグランスでマス強い
06 / ポジションマップ
横軸: マス↔ニッチ、縦軸: 既存軸(経営者/フィクション/職人)↔インフルエンサー世界観軸。★モカ狙い場所を示す。
マス
ニッチ
インフルエンサー世界観
既存軸 (経営者/職人/フィクション)
JOHN'S BLEND
フランフラン
SHIRO
OSAJI
APFR
NOSE SHOP系
Parfum Satori
海外: Phlur / Rhode
★ モカ狙い場所
読み取り
国内では「中間〜ニッチ × インフルエンサー世界観」のゾーンが空白。海外Phlur・Rhodeはここを取って成功している。マス側はSHIRO・JOHN'S BLENDの戦場で勝ち目薄い、超ニッチ側はNOSE SHOPの土俵。狙うべきは中間ゾーンを「インフルエンサー軸」で切り開く。
07 / モカ視点の空白市場分析
| 論点 | 現状 | モカの機会 |
| インフルエンサー発の純正フレグランス |
海外: Rhode、Phlur、Feastables等が成功 国内: ほぼ存在しない |
★ 空白市場。最初に取れば認知形成可能 |
| 「丁寧な暮らし系マイクロIG × クラフトフレグランス」 |
APFRが「クラフト×千葉ハンドメイド」で近い ただしインフルエンサー軸ではない |
★ 組み合わせ事例少なく、参入余地大 |
| 中間価格 × 世界観強い |
APFR・OSAJIが押さえつつあるが空きあり |
○ 競合存在も差別化可能 |
| マス側(量販流通) |
SHIRO・JOHN'S BLENDの戦場 |
✗ 勝ち目薄い、狙わない |
| 超ニッチ(高単価調香師) |
NOSE SHOP・Parfum Satori |
✗ モカの強みと合わない |
08 / モカが取るべきポジション仮説
仮説 01
「丁寧な暮らし系マイクロIG発のクラフトフレグランス」
APFR的世界観 × インフルエンサー軸の組み合わせ。海外Phlur・Rhodeの型を、日本特有の「丁寧な暮らし」感性で翻訳する。
仮説 02
販路ラダー
直営EC(D2C) → セレクトショップ卸 → 将来NOSE SHOP掲載。段階的に信頼性を積み上げる。BAYCREW'S系(APFRの先例)も狙える。
仮説 03
マスは狙わない
量販流通(ドンキ・ロフト)はSHIRO・JOHN'S BLENDの戦場。モカの強み(インフルエンサー世界観)が活きないので不参入。
仮説 04
OEMは小ロットから
金熊香水(ピノーレ)等の小ロットOEMで試作 → 反応見て本生産へ。リスク低く立ち上げられる。
09 / 残論点 / 次に詰めるべきこと
- APFRの売上規模・販路詳細を深掘り(モカが目指す中期規模感の参考)
- NOSE SHOP掲載の条件・プロセス(中期目標として)
- 「丁寧な暮らし系マイクロIG」候補リストの具体化(Phase 1候補と紐付け)
- OEM選定(金熊香水以外の選択肢含む)
- パッケージ・ボトル仕入れルート
- 香り設計(調香師アサイン or AIパーソナライズ)
- 初回ロット規模・原価計算 → 価格設計(中間ゾーン狙い、3,000-8,000円帯?)